〜第5幕 日本1周〜 =第2週=
2004年06月20日 (日)

目を覚まし、テントから這い出し空を眺めると、少しだけ青い空が見える。
昨日より幾分かマシな天候の為、移動する事を決意。
撤収している間にみるみる雲が広がって、撤収の終わる頃には、空一面雲と言った有様。
取り敢えず、撤収も完了した事だし、移動します。
それにしても、疲れがだいぶ溜まっているのか、えらい動きが鈍ってしまっている。
こりゃ、ドリンク剤でもいるかな。

天候は相変わらずの曇り。
今日はそれでも良いかも知れない。
と言うのも、あまりに好天が続いてしまうと、日焼けが酷くなってしまう。
すでにサングラスの跡が出来てしまっている。
まるでパンダかサルのようだ。
雨の心配もあったので、天塩川温泉までは考えられる限りの最短距離で行く事にする。
道道6号からR275に出ると、ひたすらそれを北上するだけ。
天候も良くないし、景色も楽しめないだろう。
そう考えていた。
ただ、北海道はそんな単純な考え方を簡単に覆してくれる。
思った以上に流れる道、それと景色。
ライダーが北海道に求めている何かが、そこにあるように思う。

R275 深川市付近?北海道によくある風景。


R275 幌加内町内 雨竜川と共に。


R275 朱鞠内湖を望める数少ないポイント。

10:00頃には天塩川温泉に辿り着き、早速テントの設営を開始。
ただ、風が強く、日差しもきつくなり始めた為、この作業には一苦労する。
テントの設営を終わる頃、汗びっしょりとなり、一息入れないとなかなか次の行動には移せそうに無い。
レジャーキャンパーの方と少しお話をして、一息つく頃には、音威子府そばを求めて音威子府の中心街へと向かう。

天塩川温泉リバーサイドキャンプ場。

途中、アメディオの給油の為立ち寄ったスタンドで、音威子府そばの情報を仕入れると、どうやら音威子府駅の立ち食いそばが旨いらしい。
そう言う訳で、音威子府駅へと向かう。
音威子府駅の立ち食いそばはかなりの繁盛振りで、少し待たなければならないみたい。
まあ、そんなに急いでいる訳ではないので、駅の中をうろつく事にして、時間を潰す。
と、旅のノートらしきものを発見して、それを流し読みしてみる。
なんでも途中で売り切れて、そばを食べられなかった事が記されていた。
慌ててそばを待つ列(と言っても既に私の目の前の一組だけだったが)に並んで月見そばを注文した。

音威子府そば 普通のそばより黒く、もちもちしている。

すると、先ほどキャンプ場で立ち話をした方達がやって来て、またそこで少し歓談をする。
地元ならではの情報もあり、短い時間だが有意義に過ごせた。
ほどなくして、私はキャンプ場へと引き返し、天塩川温泉を堪能する事にした。
洗濯物も溜まっているしね。

行動:道道6号〜R275〜R40

走行距離:228km


2004年06月21日 (月)

非常に微妙な天候だ。
台風が近付いているらしいが、ここ北海道に関しては、さほど影響も無いだろう。
そう思っていた。
綺麗に晴れれば、オロロンラインへと向かうつもりだったが、この天候ではそれもおあずけ。
なので、音威子府周辺の散策に出かけてみる。
R40を少し北上して、道道220号へと入る。そこから道道120号、49号を経て美深へと向かった。

道道220号 北海道はどの道を通っても、大差が無いような気がしてくる。


道道120号 交通量はほとんど無い。

美深では井上食堂のソフトクリームを食べ、道北ツアーの楽しみの一つを消化する。
キャンプ場へ戻る際、道の駅美深に立ち寄って、新聞を手にする。
と、天気予報では今日の午後から崩れる見込み。
その情報を元に、足早にキャンプ場へと戻るのだった。

井上食堂のソフトクリーム Lサイズ260円也。

キャンプ場に戻り、ゆっくりしていると、ぽつぽつと雨が降り出す。
見事に天気予報通り。
あとは温泉につかって、明日以降の事を考えた。
そうそう、イスが壊れてしまったので、札幌の秀岳荘で見つけたあのイスを手に入れたくなった。
そう言う訳で、近い内に札幌・・・ではなく、旭川に更新も兼ねて向かいたいと思う。

行動:R40〜道道220号〜道道12号〜道道120号〜道道49号〜R40

走行距離:135km


2004年06月22日 (火)

思いもよらなかった事だが、台風が北海道に近付いているらしい。
それは昨夜の話だったが、朝の様子は非常に穏やかなもので、単なる雨降りの朝だった。
まあ、雨には変わり無いので、行動は控える事にした。
昼頃までウダウダと過ごし、昼からは温泉。そして風呂上りのビール。
真っ昼間から酔っ払っています。
明日はどこかに走りに行きたいな、と。
それにしても、虫に刺された跡が日増しに増えていきます。

行動:天塩川温泉リバーサイドキャンプ場

走行距離:0km


2004年06月23日 (水)

昨夜から強い風と雨が絶え間なく続いていた。
それは夜が明けてもたいして変わらず、小雨と風の天気でスタートした。
私は行動をスタート出来ないで居る。
今日も昨日に引き続いて、キャンプ場でのんびりと過ごす事にした。
流石に2日も続くとうんざりで、何処かに出かけたくなる。
まあ、食料もほとんど底をついているけれど、買出しに行く気力も無い。
そんな訳で、天塩川温泉内のレストランで食事を済ませる。
明日こそは何処かに走りに行けると思う。
そんな新聞の天気予報を眺めながら、明日の予定を組み立ててみた。

行動:天塩川温泉リバーサイドキャンプ場

走行距離:0km


2004年06月24日 (木)

あてにならない、ホント、あてにならない天気予報。
テントのフライを叩く雨音は、空が明るくなりだしても続いていた。
時折強く、時折止んで。
このままだと、今日も走る事が出来ない。
ようやく止み間を見せたのは、正午を1時間ほど過ぎてからだった。
もう私の腹の内は決まっていた。
今日も走らない。
食料は今日の朝食分で底をついた訳だが、買出しにも行かない。
天塩川温泉内のレストランで、ランチィナー?(ブランチがあるわけで、これは・・・)を食べる事にする。
明日の朝食は、勿論、走るつもりだから何処かのコンビニで済ますつもり。
明日こそは走れると思う。
そして止まっていた更新も出来るだろう。
それにしても、のんびり出来るとは言え、3日間も同じ場所に留まっていると、ストレスは急上昇するものです。

行動:天塩川温泉リバーサイドキャンプ場

走行距離:0km


2004年06月25日 (金)

目を覚ますとテントのフライを叩く雨音ではなく、鳥のさえずりが聞こえる。
ようやく、待ちに待った好天。
とは言えない出だし。
近くを散歩して、コーヒーを淹れていたりして過ごしていると、どんどんと空を覆っていた雲は晴れて行き、青空が広がり始める。
空気も澄んで、久々に良い天気になりそうだ。
今日は旭川まで足を伸ばし、先ずはイスを購入したいと思う。
それとラーメン。

道道48号 和寒峠 この辺りは比較的路面が綺麗だが。


道道920号 北海道の道道、それも裏街道っぽい所は路面がバンピー。


道道98号 路面には沢山のブラックマークがある。何故か緊張した道。

旭川では、秀岳荘とホーマックに立ち寄り、イスの物色。
目的のイスは見当たらず、同じ様な物を、と思ったんですが、どうも納得できない物ばかり。ゴミになる可能性もあるので購入は見送り。
代わりにと言っちゃ何ですが、メガネの鼻あて?の片方が無くなっているのに気付いて、ホクレンショップ内にある眼鏡屋さんへ。
どうもサービス期間中らしく、鼻あて?は無料で取り付けてくれました。
折角なんで、曇り止めを購入して、ラーメン村へと向かう事にします。
ラーメン村の「いってつ庵」で塩ラーメンを食べる。
基本的に塩ラーメンが好きなんですよね。
濃厚な塩ラーメンでした。もっとさっぱりしている方が好みかな?
旭川からの帰りは、ちょいと遠回りしながら帰る事に。
愛別から滝上、西興部、下川、そして名寄へと抜ける。
途中、雲が空いっぱいに広がり、雨の心配をほんの少しだけしたけど、それも杞憂に終わり、また快晴へと。
天気が良いと道まで良く感じるのは何故だろう。

道道101号 愛別ダムの貯水池を眺めて。何故か雲行きが怪しくない?


道道61号 上紋峠 滝上川は路面が綺麗。相変わらずの雲行きだが。


道道61号にて、空と山と雲のコントラストが綺麗なので、思わず撮影?

名寄でちょいと買い物を済ませ、キャンプ場に戻る。
さて、明日も今日以上の好天のようだし、お待ちかねの道を走る予定。

行動:R40〜道道48号〜R275〜道道920号〜道道98号〜旭川市内〜道道140号〜道道101号〜道道61号〜道道137号〜R239〜R40

走行距離:371km


2004年06月26日 (土)

目を覚まし、テントの外に出てみると、辺り全体が濃い霧に包まれている。
と言う事は、恐らく今日も天候に恵まれる筈である。
予想通り、日が高くなり始めるにつれ、霧は晴れて行き青空が見え始める。
簡単な朝食を済ませ、今日の道程を確認する。
着替えを済ませ、アメディオの目を覚まさせると、進路を北へととった。
幌延のビジターセンターに寄ってから、オロロンラインへと向かう。
今日は利尻富士がR40からも見えていたので、予想通り、オロロンラインに入ってもその姿がはっきりとしていた。

R40 向かう先は好天の予感。


幌延ビジターセンター近くの展望台より。道道972号が伸び、遠く利尻富士を望む。


道道106号 北緯45度通過点。


道道106号 相変わらず気持ちの良い道。道北を代表する道と言って良い。


道道444号 サロベツ原野を貫く。


道道106号 丘を越えながら、真っ直ぐに伸びる様子。


ノシャップ岬 特に見るもの無し?周辺には観光客相手の店が沢山。


JR宗谷本線稚内駅 最北端と最南端の表示。
最南端は鹿児島の指宿枕崎線の西大山駅。


ノシャップ岬に立ち寄って、稚内駅に向かい、その近くのコンビニで簡単な昼食。
これから宗谷岬に向かう。

宗谷岬に向かうR238からは、後ろを見るとノシャップ岬、利尻富士がはっきりと見える。
前を見ると、宗谷丘陵のなだらかな稜線が見える。
しかし、宗谷湾の遠く向こう、樺太・・・いや、サハリンと言うべきか、その姿を見ることは出来ない。
かなり雲がかかってきてしまっている。
宗谷丘陵へと向かう道道889号に入り、宗谷丘陵からサハリンを望もうと・・・

道道889号 宗谷丘陵へ向かう道。かなり面白い。


宗谷丘陵 兎に角、虫の多さに辟易。


宗谷岬 取り敢えず寄ってみた。相変わらず観光客が多い。

宗谷丘陵へ向かう道は変化もあってかなり楽しい。
ただ、虫の多さは半端じゃない。
写真を撮影する間に、アメディオに集った虫は2〜30匹にもなるだろう。
宗谷丘陵を後にして、一応、宗谷岬にも向かってみる。
やはり、観光客が沢山で思うような絵が撮れない。
すぐさま踵を返し、猿払方面へと。

R238 オホーツク海より吹く風は冷たい。ホント冷たい。

猿払でアメディオの給油を済ませ、道道138号へと入り、沼川から豊富そして中頓別方面へと進路をとる。

道道138号 路面が綺麗で景色の変化も楽しめる道。


道道121号 意外に景色が楽しめる道。案外お薦めかも。


道道785号 マウンテンワインディングロード。豪快!


マウントピンネで貰ったお土産。何かが足りないような気がする。

ひとしきりワインディングを楽しんだ後、少し噂になっていたマウントピンネへと向かう事にする。
マウントピンネでの食事はどれもボリュームがあると言う事なので、今日の所はざるそばを注文して、様子を見ることに。
幸いにしてざるそばのボリュームはいたって普通なので安心。
ざるそばをいただいた後、会計の時にお土産を貰う。私は98番目。
噂には聞いていたので、お礼を言いつつそれを受け取ると、キャンプ場に戻り、その中身の確認をする。
欲しかったステッカーが入っていたので一安心。
お金がかかると言う事なので、辞めると言う話だったので。
後、コーヒーと砂糖は聞いていた通りだったのだが、おやつの類が入っていたのには少々驚く。
でも、交通安全の手作り人形が無い!
ここに居る間にもう1度行くつもりだが、もう1度貰うのは流石に気が引ける。

行動:R40〜道道972号〜道道106号〜道道444号〜サロベツ原生花園〜折り返し〜道道444号〜道道106号〜道道254号〜稚内市内〜R40〜R238〜道道138号〜道道121号〜道道84号〜道道785号〜R275〜R40

走行距離:357km
週間走行距離 1091km
総走行距離 1765km
給油 11.3L(226.0km) 計48.3L(895.7km)
10.6L(208.8km) 計58.9L(1104.5km)
13.0L(258.7km) 計71.9L(1363.2km)
13.7L(262.4km) 計85.6L(1625.6km)
諸経費 ガソリン代:1424+1369+1638+1702=6133円
温泉代:300×7日=2100円
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