〜第5幕 日本1周〜 =第3週=
2004年06月27日 (日)

テントの中が明るくなるのは、いつもより早い気がした。
実際、時間を確認するといつもより早い。しかも、テントの外は濃い霧に包まれるでもなく、綺麗に晴れている。
今日は比較的のんびりする予定。
キャンプ場を後にするライダーを何人か見送った後、行動を開始。
昨日訪れた、マウントピンネに立ち寄って、昼食を済ませる。
ただ、昨日と少しだけ違うのは、お土産を待っている間に貰ってしまった事。
会計の時なら断ったのだが、いひょうをつかれたので、そのまま受け取ってしまった。

マウントピンネ 天ギョーラーメン。


またしてもお土産。今度はちゃんと入っているね。

昼食を済ませると、そのまま少し北上して、ワインディングへと向かう。そう、お馴染みの。
今日こそ、その峠から利尻富士が見えるかと期待したが、少し雲がかかってその願いは叶わなかった。
と言うか、ほんとにこの峠から見えるのか?

道道785号 豪快なマウンテンワインディング。利尻富士が遠望できる筈なんだけど。


道道541号 宗谷本線と併走する感じで伸びている。

ワインディングを楽しんだ後、音威子府にある「砂澤ビッキ」がアトリエとしていた「アトリエ3モア」へと見学に行く。
どうも芸術を語る上で、卑猥なものを想像してしまう私は、芸術を語る資格は無いのだろう。
アトリエ内は撮影できたのだが、個人的に楽しむものなので、ここには載せない。

アトリエ3モア。

道東の予定は大方こなしたので、明日にはこのキャンプ場から撤収して、道南へと向かうつもり。
何故道南?
と思うかも知れないけど、暑くなる前に道南を周っておきたいと言う事、ただそれだけ。
でもそれにしては少し時期が遅すぎたような。

行動:R40〜R275〜道道785号〜道道583号〜道道541号〜R40

走行距離:127km


2004年06月28日 (月)

本当の予定は道北を周った後に道東へと向かう予定だったのだが、気が変わって、早い時期に道南を周っておきたいと思った。
そんな訳で、今日は北村へと戻る事にした。
時間も余裕があるので、朝からのんびりと撤収するつもりだったのだが、撤収をし終わる頃はまだ8:00をまわろうとするくらい。
朝から気温が高いのか汗も噴出している始末。
汗が取り敢えず引くと、アメディオの目を覚ませて、進路を南へととる。
美深峠、霧立峠、霧平峠を越えて、日本海側に出る。
日本海側に出てそれをさらに南下。
留萌市内のコンビニで簡単な食事を取りながら、また、この先の進路を考えてみる。

R275 美深峠。だいぶ走り慣れてしまったな・・・。


R239 霧立峠。快速ワインディング。


道道742号 霧平峠。工事車両多し。


道道126号 イヤにダンプの多い道。おびらしべ湖を渡る。

進路を考えてみると言った所で、北村まではほぼ一直線と言っていいだろう。
浜益まで海岸線を走り、そこから内陸へと向かう。
道道を利用して月形に抜け、颯爽と北村入り。

R231 雄冬岬を望みながら。ただ、トンネルの多さに景色は堪能出来ず。


R451 道のうねりは道道以上に悪い。はっきり言ってオススメ出来ない。


道道28号 比較的綺麗な路面をスイングしながら駆け抜ける。

やや時間が早い気もしたが、今日の行動はこれまでとする。
温泉に浸かり、缶チューハイを一杯引っ掛けると、途端に酔いがまわる。
天気はここに来て急激に良くなって、暑いくらいだが、風が涼しいのが幸い。
テントを張るのに少し心配したが、難なく設営完了という事で。
明日はイスの購入と、岩見沢の町に何があるのか散策程度。

行動:R40〜R275〜R239〜道道742号〜道道126号〜R232〜R231〜R451〜道道28号〜道道11号〜R275〜道道6号

走行距離:268km


2004年06月29日 (火)

朝から雲の広がっていた空は、太陽が高くなるにつれ青い空が広がり、その内、雲は見当たらなくなった。
気温も言わずもかな、朝は肌寒さがあったものの、昼間にはやや太陽が憎たらしいほどの暑さになった。
今日は岩見沢の市内に立ち寄って、アメディオの補充用のオイルを購入してから札幌市内へと向かう。
道程のR12は、予想以上にストレスの溜まるものだった。
今後、このルートを辿る事は無いだろう。
札幌市内に入って秀山荘に辿り着くと、念願のイスをゲットする事が出来た。
そのまま踵を返し、R275から再び岩見沢市内へと向かい、市内のダイエーでATMの利用と昼食を。
今日はこのままキャンプ場に戻り、椅子の座り具合を確かめながら、読書と洒落こもうじゃないか。

数百円の幸せ。
北村温泉ホテルに400円を支払い、日帰り温泉を楽しむ。
源泉100%、43度の適温は沸かす必要も、薄める必要も無い。
サウナと水風呂を交互に2度楽しむと、喉は必要以上に水分を欲する。
温泉からあがると、休憩室には立ち寄らず、そのまま目の前のセイコーマートへ。
そこで気分によって500mlの発泡酒を購入する。200円と少し。
キャンプ場に戻る道中に既にプルタブは起こされて、キャンプ場につく頃には、既に中身が半分ほどになっている。
購入したてのイスに浅く座り、古本屋で126円で購入した読みかけの、A.J.クィネル著「メッカを撃て」を読み始める。
発泡酒が無くなってしまうと、所有欲の湧くオプチマスのストーブに火を着け、湯を沸かす。
ウィスキーを割るも良し、ウインナーを茹でるも良し。
日が沈んで行くとシュラフに潜り、また、日が昇り始める頃にはシュラフから這い出すのだろう。

行動:道道6号〜岩見沢市内〜R12〜札幌市内〜R275〜R337〜R12〜岩見沢市内〜道道6号

走行距離:93km


2004年06月30日 (水)

今日の未明に降りだした雨は、朝にはすっかりとあがっていた。
が、空一面は雲に覆われていた。
今にも降り出しそう、と言う訳ではないので、夕張まで出かけようと思う。
目的は特に無い。
強いて言えば、メロン。それもアイスの方。
じっとしているのが耐えられない性質なんでね。

出発の準備を済ませ、アメディオを起こそうとしたその瞬間、パラパラと空から降ってくる物があった。
その降ってきた物は、次第に数を増し、あっという間に路面を濡らすほどになった。
やめだ。
今日の予定は全てキャンセル。
そんな訳で、テントと温泉を往復するだけの1日になりました。
改めて思うのが、イスを買ってよかったと言う事。

行動:北村ふれあい公園キャンプ場

走行距離:0km


2004年07月01日 (木)

昨日は出発直前に雨に降られ、予定をキャンセルしたが、今日はまず持ってくれそうな予感がする。
昨夜から吹きだした強い風は安眠を妨げるものだったが、朝になってだいぶ落ち着いてくれたようだ。
その強い風は雨雲を東の空へと追いやってくれた。
西の空はくっきりと晴れてはいるが、東は対照的にどんよりとした雲に覆われている。
向かう方向は東。
さて、どうなる事やら。

刻々と時間だけが過ぎて行く。
しかし、一向に天候の回復の気配は無い。
天気予報では、これから回復の一途だと言うのに。
その予報を信じて、悪いながらも雨さえ降っていなければと言う事で、アメディオを叩き起こして出発する。
夕張に向かうには峠1つを越えなければならない。その峠が曲者で、パラついた雨に出会ってしまった。
ただその雨はその峠だけで、あとは降られる事がなかった。

R452 快適なワインディング路、桂沢湖を越える。

夕張に辿り着くと、早速、JAを探し当て、そこで夕張メロンのソフトクリームを食べようとしたんだが・・・
ただ、ソフトクリームだけを食べて帰るのはあまりにも惜しい。
そんな訳で、家族に宅急便で「優5」と記された夕張メロンを送る事にした。
私がイヤにミルクっぽいソフトクリームなのに、奴等は本物の夕張メロンを食べるのか。
そんな思いが、私を、来る途中にあった直売所へと向かわせた。
直売所ではカットメロンを食べたが、このメロンならいくつも胃に入るなと思うくらい旨かった。ついでにとうきびも食べて、これを昼飯代わりとした。
しかし、直売所のメロンはJAよりだいぶ安いな。

夕張メロンソフト 単純にメロンの味だけではない。


ゆでとうきびと夕張メロン。

相変わらず、天候ははっきりとせず、肌寒い気温が続く。
踵を返し、来た道とは違う道道で岩見沢へと向かう。
北海道らしからぬ道道で、久しぶりに平均速度は落ち込んだんじゃないだろうか。
岩見沢で古本屋に立ち寄り、暇つぶしを見つけては、キャンプ場に戻り、温泉を堪能するのであった。

道道38号 北海道らしくない道。

行動:道道6号〜岩見沢市内〜R12〜道道116号〜R452〜夕張市内〜道道38号〜R234〜岩見沢市内〜道道6号

走行距離:145km


2004年07月02日 (金)

朝から良い天気。しかもさわやかに。
今日は北村ふれあい公園キャンプ場から撤収して、ニセコ周辺に移動しようと思う。
まあ、キャンプ場は決めているんだけどね。
昼頃には到着するんじゃないだろうか。
いや、もっと早いかも。
時間があれば、ニセコパノラマラインでも走ろうか。

旭ヶ丘キャンプ場に辿り着いた。
予定通りに早く、昼前の到着となった。
しかし、ニセコパノラマラインへは行かず、キャンプ場でしばしくつろぐ。
その後、徒歩で倶知安の町を歩いてみたが、なかなかどうして、思うように距離が稼げない。
まあ、日頃の運動不足解消と思えばいいだろうか。
ホーマックで「H1」規格のバルブを購入。
アメディオのロービームが随分以前から切れているからだった。
本当はしばらく交換しないつもりだったが、夜の買出しを考えて。
このキャンプ場をベースに道南を周ろうと思う。
本当はこのキャンプ場は3日ほどで撤収するつもりだったが、荷物を積んでの走行が、あまりにも負担が大き過ぎるので、ここをベースとして、足を伸ばして行きたいと思う。
函館までは日帰り圏内でしょ?

行動:道道139号〜道道81号〜R275〜道道112号〜R337〜R5

走行距離:137km


2004年07月03日 (土)

どんよりとした空も、日が高くなるにつれ青空が広がり始める。
今日は予定通り、ニセコパノラマラインへと向かい、羊蹄山の麓を1周する予定。

キャンプ場を出ると、すぐ目の前の道がニセコパノラマラインへと続くロケーション。
快適にアメディオを走らせる。
目の前にはニセコの山々が見え始め、抜群の景色も広がる。

道道58号 ニセコの山々を望みながらのワインディング。

ワインディングを堪能して、時間もあることから、神仙沼まで歩いてみる。
神仙沼までは片道20分程度。

神仙沼。

そして、何を思ったのか、長沼へと続く道に足を踏み入れる。
これが予想以上にアップダウンのある道で、かなり疲れてしまった。
おまけに長沼の景色と言うものは、神仙沼のそれと較べようも無いガッカリ度。骨折り損のくたびれもうけ。
引き返す足取りの重いこと重いこと。
神仙沼のレストハウスでジュースを一気飲みして、ニセコパノラマラインを折り返す。
名は体を表すというだけあって、パノラミックな展望を見せるニセコパノラマライン。
再びワインディングを堪能し終わると、羊蹄山の麓を周回する。

道道66号 眼下に広がるニセコの町。


道道97号 とあるパーキングにて、羊蹄山を望む。

それにしても、羊蹄山とはどの角度から見ても同じ姿なので、まるっきり進んでいる気がしない。
羊蹄山の湧き水が出ると言う公園で一休みすると、すっかり疲れ果ててしまっている自分がそこに居る。
なので、早々とキャンプ場に引き上げるのだった。

行動:道道58号〜道道66号〜神仙沼(折り返し)〜道道66号〜道道97号〜道道478〜R5

走行距離:88km
週間走行距離 858km
総走行距離 2623km
給油 12.6L(261.2km) 計98.2L(1886.8km)
13.4L(268.1km) 計111.6(2154.9km)
13.8L(246.1km) 計125.4(2401.0km)
諸経費 ガソリン代:1607+1676+1738=5021円
温泉代:300+400×3+500×2=2500円
Route-D > 第10章 > 第4週
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