〜第5幕 日本1周〜 =第4週=
2004年07月04日 (日)

二日酔いの朝を迎える。
気分がすぐれなく、のんびりとキャンプ場で過ごそうと考えていた。
残された予定をこなすのも2日あれば十分だし。
ひょんな事から、ニセコパノラマラインを走る事になった。
イヤ、道を間違えて走る事になったと言って良い。
女の子を後ろに乗せたタンデムで。
流石、BMWと言ったモンで、操作性になんら影響はなかったけれど、怖い思いをさせてはならないと、押さえ気味に走る事にする。
そして先を急がなければならないと言ったジレンマもあったのだが。
しばらくのツーリングを楽しんでキャンプ場に戻り、気分がすぐれてきたので、余った時間でニセコの道の駅までくりだすことにした。
それは単なる時間の無駄だと気がつくのも早く、道の駅までの道を往復して、涼しい風を身体に受ける。
キャンプ場に戻ると、温泉に向かい、また同じ様な夜がやってくるのだろう。
明日は二日酔いにはならないと心に決めて。

行動:道道58号〜道道66号〜道道343号〜R5

走行距離:85km


2004年07月05日 (月)

いつもより肌寒い朝を向かえる。
北海道に渡ってきて、1番じゃないだろうか。
兎に角、着れる物全てを着て、まだ寒い。
空は曇天と言う感じで、すぐに雨は降り出しそうじゃない。
そんな訳で、予定の1つであった室蘭方面へと足を伸ばそうと思ったのだけれど。
思わぬ申し出によって、それは明日以降、イヤ、明後日以降に行う予定。
と言うのも、天候が下り坂で、明日の午前中まではぐずつくようなので。
思わぬ申し出と言うのは、車で余市のかきざき商店まで、ほっけ定食を食べに行こうというものだった。
パソコンのバッテリーもごく僅かなので、その充電も行わさせて頂いて。
余市ではかきざき商店以外に、ニッカウヰスキーも見学して、なかなかゆったりとして1日を過ごさせていただいた。
今日の朝は二日酔いではなかったが、明日が心配だ。

行動:旭ヶ丘キャンプ場〜余市町往復

走行距離:0km


2004年07月06日 (火)

昨夜の晩のアルコールは、すっかりと身体から抜け去って。
と言うわけにも行っていない朝。
テントを叩く雨音共に、トイレに行きたくなって出てみると、空は曇天で雨は小雨。
次第に回復する見込みありです。
しかし、今日は1日キャンプ場でゆっくりと過ごそうと、あっさり決意するのでした。
またしても古本屋で手に入れた本を読んでいるのですが、本当の前半はイヤにつまらないものだったのですが、中盤あたりから俄然、面白くなってきて、昼飯も忘れるほど。
買出しには出かけずに、今ある拙い食材で今晩は乗り切ろうと思っているのですが、アルコールを切らしてしまっては、それも上手くいくかどうか。
明日は洗濯か室蘭か。少し悩み多い分岐点。

行動:旭ヶ丘キャンプ場

走行距離0km


2004年07月07日 (水)

夜が明ける前に降っていた雨は、次第に小康状態になり、朝には薄曇の天気となる。
ここで残された計画はただひとつで、室蘭方面へと走りに行くことなのだが、この天候では見送った方が良さそう。
なので、たまった洗濯物を処理しなければならない。
そんな訳で、取り敢えず、コインランドリーに向かう事にする。

洗濯に行くと決めてから、にわかに天候が回復してくる。
晴れ間が見え、羊蹄山の姿も久しぶりに見ることが出来た。
でも一旦行くと決めたからには、簡単に予定を変更する事は無い。
明日は今日よりも天気が良い筈だから。
洗濯を済ませ、キャンプ場に戻ると、本の続きを読む。
夕食の買出しをして、そしていつもの様に簡単な夕食を済ませると、今夜もゆっくりとふけていくのだった。
しかし、空からはパラパラと雨が落ちてきている。
本当に大丈夫か?明日の天気は。

行動:旭ヶ丘キャンプ場

走行距離0km


2004年07月08日 (木)

昨日の朝の天気予報は見事に外れ、雨音で目覚める朝となった。
読みかけの本も雨のおかげですっかり読破してしまい、ついに手持ちぶさたとなった。
夕刻まで雨は続き、止み間を見計らって温泉まで行く。
温泉で時間を潰すだけの1日となった。

行動:旭ヶ丘キャンプ場

走行距離0km


2004年07月09日 (金)

しばらく好天の見込みはないと、天気予報は言っている。
今日の朝も、そんな嬉しくない天気予報が当たってしまい、雨模様。
今日も温泉への往復だけの1日となってしまうのか。

天候は一時雨模様となったが、昼過ぎには曇り空へと変わる。
時間が遅すぎた。
町までの買出しと、温泉に行くだけの、昨日とほぼ同じ行動。
あまり動かな過ぎると、PCのバッテリーの心配が出てくる。
4日が限界だと思われ。
って、言うかもうピンチなんだけど。

行動:旭ヶ丘キャンプ場

走行距離0km


2004年07月10日 (土)

目を覚ますと、テントを叩く雨音はしない。
それだけで幾分か心安らぐ。
そんな天候が続いたと言う証だ。
テントから出てみると、どんよりとした雲が空一面に広がっている。
何時、雨が降りだしてもおかしく無い天気。
にもかかわらず、私は出発の準備を整えている。
もう、こんな天候でも走らなければならない焦燥感が漂ってしまっているのだった。
「俺は晴れ男振りに賭けてみよう。」

向かう先はオロフレ峠。
たんたんと歩を進める。
時折、路面の濡れた状態が出てくるが、雨はまだ降り出していない。
R276、R453と走り抜ける。
丁度、R453の温泉地帯を抜けると、待望のオロフレ峠と言うわけ。
しかし、眼前に迫るオロフレ峠には、分厚い雲がかかっている。

R276 向かう先は雲の中。


R453 温泉地帯を抜けて。

雨が降り出せば引き返せば良いし。
そんな気楽な気持ちで、オロフレ峠へと向かった。
心配をよそに、オロフレ峠を抜けるまでは雨は降り出す事はなかった。
ただ、霧と路面の濡れとが非常に気になったが。

道道2号 オロフレ峠付近。濃い霧が不安を一層駆り立てる。

そして登別の市外に下りてきて、路面は乾きだし、私の晴れ男振りに賭けた賭けは、今の所まだ勝っている。

登別から室蘭を見ると、霧がかかっているよう。
こんな天候に地球岬に行っても良い景色は見られない。
おまけに室蘭の市街地を走る事になるから、ここは迂回。
R37からR453に戻って、洞爺湖を目指す。
天候は相変わらずだが、なんとなく雨の降る気配は無くなった。
洞爺湖畔を走りだすと、にわかに天候が回復する。

道道132号 霧の奥に洞爺湖が見える。

その回復も洞爺湖を抜けてしまうと元通りになるのだが。
羊蹄山の姿は雲の奥に消えたままで、何時その姿を見せてくれるのか、期待は大きい。
倶知安の町に戻ってきても、雨は降らず。
私は賭けに勝ったのだ。

行動:R5〜道道478号〜R276〜R453〜道道2号〜道道782号〜R36〜R37〜R453〜道道2号〜道道132号〜R230〜道道66号〜R5

走行距離:216km
週間走行距離 301km
総走行距離 2924km
給油 15.9L(296.0km) 計141.3L(2697.0km)
11.6L(227.5km) 計153.3L(2924.5km)
諸経費 ガソリン代:=1967+1438=3405円
温泉代:500×5=2500円
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