〜第5幕 日本1周〜 =第9週= | |||
2004年08月08日 (日) ねぶた祭りは一応、昨夜の海上運航と花火で幕を閉じたわけだが、今日はまだ1泊、キャンプ場に居残る事になった。 と言うのも、スタッフの一員として働かせてもらって、後片付けも手伝う事になっているのだが、本当の理由は五所川原で行われている立ちねぶたを見に行くと言うものなのだが。 そして今日も暑い1日になりそうな予感をさせる天候だ。 立ねぶたの始まる夕刻まではキャンプ場でのんびりと過ごす。 時間が来ると、数台のバイクに便乗して、立ちねぶたの会場に向かう。 案の定、会場近くは渋滞して、思うように前に進まない。 今回はタンデムさせてもらっているのでそれほど神経は使わないが。 立ちねぶたは意外な迫力で、良い物を見せてもらった。 立ねぶたの意外な迫力。 帰りも渋滞で、ショートカットを試みて、見事に反対方向へと進んでいく。 判断は私がした。 非常に申し訳なく思いつつも、20kmほど余分に走ってキャンプ場に辿り着いた。 行動:青森市〜五所川原市往復 走行距離:0km 2004年08月09日 (月) 今日は臨時キャンプ場の撤収日。 水場、トイレ、ゴミ箱が撤去され、その様子を眺めてからサイトのゴミ拾いを行う。 撤収を済ませると、のんびりとサイト跡に残り、フェリーの時間が来るのを待つ。 と言っても、乗り込むフェリーは明日の未明なんだが。 夕刻になると銭湯に向かい、そこで3時間は寝て時間を潰す。 そこからオートバイをフェリー乗り場に持って行き、予約開始まで雑談をして過ごす事になる。 こう言う時に仲間が居ると待ち時間も長くは感じない。 行動:青森市 走行距離:10km 2004年08月10日 (火) 今日の未明にフェリーに乗り込み、運行時間のほとんどを寝て過ごす。 と言うか、アナウンスで起こされた訳だが。 今日の函館は綺麗に晴れて、気温も高め。 少し予想を裏切られた気分で、革のジャケットが恨めしく感じる。 しばらくフェリーターミナルで過ごし、街が目を覚ましてから移動する。 函館市内のハセガワストアで焼鳥弁当を朝食としてスタートを切る。 今日はただひたすらR5を札幌方面に向かうだけ。 函館から長万部辺りまでは車の列が続いて、快適に走るというのとは程遠いものだったが、空は夏空を象徴するようなもので、幾分か気分は良かった。 長万部を抜けるとR5も快適に流れ出し、強い日差しにもかかわらず風が快適に感じられる。 ニセコの山々が見え出すと、久しぶりに景色を堪能できる走行となる。 R5 遠くにニセコの山々を眺めながら。 昼前にはキャンプ場に辿り着き、テントを設営。 強い日差しにもかかわらず、汗を流す事無くテントを設営できたのは、湿度と気温が低い所為なのか。 夜は久しぶりに長袖が必要なほどだった。 行動:青森市〜東日本フェリー〜函館市内〜R5〜道道343号〜R5 走行距離:180km 2004年08月11日 (水) 昨夜は疲れが溜まっていた所為か、それとも睡眠には快適な気温だった所為かぐっすりと眠れる事が出来た。 そして気温の低い朝を迎えたのだが、日が昇るにつれ、日差しが強まるにつれ気温が上昇しだす。 今日も良い天候に恵まれそうだ。 ここしばらく、動いている時には雨にあたった事が無い。 キャンプ場でだらだらしていると、ニセコアンヌプリへと登山する羽目になった。 まあ、暇だったから付いて行ったと言った方が良いのだが。 前回の十勝岳の教訓もありはしたが、コースタイムも半分だし女の子も居るしで簡単な登山になると予想した。 事実、上りは予想以上に楽に登れた。 ねぶた祭りで足が出来上がっていた所為もある。 頂上の景観は、辺りをドーナツ状に覆う雲のお陰で満足とは言えなかったが、それでも満足なものだった。 ニセコアンヌプリ頂上から羊蹄山を望む。 残念ながら羊蹄山には雲が掛かってしまっているが。 頂上で食事休憩をして、問題の下りに向かう。 前回の教訓を生かしつつ下りはしたものの、少し左膝に違和感を覚えた。 痛みが続くと言ったものではなく、不意にピリピリと痛みが走る程度で問題なく下る事は出来たが、今後、登山については大きく考えさせられるものとなった。 行動:倶知安町〜ニセコアンヌプリ往復 走行距離:32km 2004年08月12日 (木) 今日はどんよりとした天候の朝を迎えた。 気温も上がりそうに無く、洗濯物も溜まっているので、取り敢えずは洗濯を済ませようと思う。 それと気温が日に日に低くなっているようなので、衣類の買い物。 空を覆っていた雲は次第に晴れて行き、それに伴って気温も上昇しだして行く。 キャンプ場を出たのは昼前で、すぐさまコインランドリーへと向かった。 洗濯物を放り込んでから、古本屋、ホームセンターを周ってからコインランドリーへと戻る。 洗濯物を乾燥機に放り込んで、古本屋で買った本を読みながら乾燥が終わるのを待つ。 予定していた衣類の購入は、残念ながら出来なかった。 すっかり夏物放出のバーゲンがされている北海道だった。 しかし秋物は? 行動:倶知安町 走行距離:6km 2004年08月13日 (金) 昨日は私の33回目の誕生日。 この歳になるとあまり嬉しくは無いものだ。 今日未明から降り出していた雨は、朝には上がるには上がったのだが、空は一面、雲に覆われてしまっている。 今日、天気が持ち直せば旭ヶ丘キャンプ場を出て、すこし北に移動するつもりなのだが、そう言う訳にも行きそうに無い。 ニセコの何処かの温泉にでも行ってみようかな? キャンプ場で昼飯を食べ終わると、温泉に向かう準備を進める。 出発直前に女性を後ろに乗せる事になった。と言うか誘ってみたら行くと言う事だったので。 天候はあやしいものだったが、気にせず出発する事に。 走り出してすぐに雨が降り始める。 路肩にアメディオを停め、後ろに聞く。 「雨が降っているけれどどうする?」 気にしないから行こうと言う事だった。私は大いに気にする所なのだが。 次第に雨足は強まり、レインスーツが必要になる。 上手い具合にトンネルがあったのでそこでレインスーツを着ることにする。 温泉まではあと数分の所なのに。 雪秩父の国民宿舎には程なく辿り着いて、早速温泉を堪能することにする。 2種類の泉質と、ぬるめの湯温はゆっくりと楽しめるものだった。 1時間ばかり楽しんで、帰路の為に天候を眺める。 3時間ばかり待ったであろうか。 結局雨は止まず、その中をキャンプ場まで引き返す事にする。 キャンプ場に辿り着く頃にはようやく雨は止み間を見せていたが、辺りはすっかり暗くなってしまっている。 あとはただ、夕食の買出しが待っているだけだった。 夕食を作る気は起きない。出来合いのものを買ってからキャンプ場に戻り、焼酎で一杯やりながら空を眺めていた。 段々と星の数が増えるのがわかる。 明日は良い天気になりそうだ。 行動:倶知安町〜蘭越町往復 走行距離:39km 2004年08月14日 (土) 気がつけば、家を出てから2ヶ月が経ってしまっている。 何処を周ったか思い出せば、思い出せないほど良い想い出も無いし、ただキャンプ場で過ごしている時間が長い気がする。 振り返ってみると、案外天候に恵まれていたにもかかわらず。 さて今日の天候だが、思っていたほどの回復は見せず、微妙ながらも雨の心配は消えていきそうな天候。とでも言えば良いだろうか。 そんな訳で、ここ、旭ヶ丘キャンプ場から撤収し、また例の場所へと移動しようと思う。 気がかりなのは、今日が盆の時期で土曜日だと言う事。 急激に、そして見事に空から雲は消えて行き、夏空が戻ってくる。 太陽は肌を焼いて、肌からは汗が滴り落ちる。 撤収には2時間ばかり要して、太陽が高い位置に来てようやく出発準備が整った。 速やかにキャンプ場から出ると、R5をひたすら余市を目指す。 仁木町でフルーツ街道に入り、余市と、それと小樽の市街地をパスする。 日差しはいまだ強いが、気温が22度とにわかに信じられないくらい低い所為か、汗をかく事は無い。 どうにも盆の時期とあって何処も車の列が見られる。 その列を掻き分けるようにして進んで行くと、3時間後には北村のふれあい公園キャンプ場に辿り着いた訳だ。 思ったよりも早く辿り着いたものだ。 思わなかったのは、その混み具合。 テントを張る場所が無いかと思うくらいの混雑振りで、何とか場所を確保すると、テントの設営を済まし、すぐさま温泉へと向かうのであった。 行動:R5〜フルーツ街道〜小樽市内〜R5〜R337〜R275〜道道81号〜道道139号 走行距離:135km |
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週間走行距離 | 402km | ||
総走行距離 | 4756km | ||
給油 | 14.5L(229.9km) 計246.5L(4544.9km) | ||
諸経費 | ガソリン代:=1790円 温泉代:350+370×2+500+400=1990円 フェリー代:4270円(内大自二:2850円) |
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