〜第5幕 日本1周〜 =第11週=
2004年08月22日 (日)

今日未明、テントの前室に何かの気配を感じる。
昨日、食材をやられていたので、気を少しだけ張っていた。
インナーテントから出て前室を見渡すと、ビニール袋に入れておいた食材とゴミがなくなっている。
テントから出ると、闇の向こうに何かが動いているのが分かる。
気配は2つほど。きつねだ。
私のテントだけではなく、そこらじゅうのテントに潜り込んでいる様だ。
すぐにテントの中に戻ると、オート9を取り出し、気配の方へ向かう。
距離にして10m足らず。そこでオート9は火を吹いた。
いや、実際にはパシュパシュっとガスの吹きぬける音なのだが。
2匹のきつねには恐らく、3発ずつは確実に命中している筈だ。
今までの経験上。
しかし、鳴き声1つ上げず、必死にビニール袋を咥えて向こうの方へと逃げていった。
動物虐待?
そんな声が上がるが、やつらはエキノコックスと言う寄生虫の宿主。しかも人里に下りてくるべきではない。
人に近付かないよう、警告を与えただけだ。そう言う事にしておいてくれ。
きつねを追っ払うと、テントに潜り込んで眠りにつく。
しかし、犯人がきつねとあって、私は深い眠りにつく事は出来なかった。
と言うのも、やつらはエキノコックスの宿主で、昨日放り出されていた食材を私は食べてしまったから。それが心配でならなかった。
今回の被害はパンと米。
米はテントの外で見つけたが、袋は破かれていた。それを取り上げると、獣臭いのなんの。だからこれは処分する事にした。
パンは昨日同様見つけられない。

夜が明けると、周りのテントから声がする。
食べ物がなくなっただの、靴がなくなっただの。
きつねを見かけている人も居て、きつねの仕業だと騒ぎ立てていた。
その声はかなり早くから聞こえていて、私もその声と同時に撤収作業に取り掛かることにした。
テントの撤収まで来ると、念の為、健全だったポールも調べる。
が、残念な事に、1本のポールに亀裂が入っていた。
これはクレーム扱いにしても良いんじゃないの?そう思える。
購入から3ヶ月ほどで3本のポールが駄目になっている。
今日の予定を少しだけ遅らせて、また旭川の秀岳荘へと足を伸ばした。
まあ、全くの反対方向ではないから助かったのは助かったのだが。

ポールの修理が済んだら、今度は洗濯。
旭川市内でコインランドリーを見つけると、そこで洗濯を行う。
洗濯が終わった頃には、既に昼となる。
が、昼食も取らずに今日の幕営地へと向かう。
目指すは上士幌町。
天気予報では、今日は快晴の筈なのだが、大雪湖、三国峠は雲が掛かり、何時雨が降ってもおかしく無い状況に。
三国峠では、1枚着る物が必要と思える気温の低さ。
三国峠を抜け、糠平湖を抜け、上士幌へと向かう直線道路。
この間、対向車は少なく、オートバイの数が俄然多くなる。
アクセルを一定に保ち続けた為、右手が痺れる。これは寒さもあった。

R273三国峠付近。眼前には十勝の山々が。


R273の途中で見つけた、コンクリートのアーチ橋。

上士幌に辿り着くと、キャンプ場を探し、銭湯を探し、買い出し出来る所を探しと、うろうろする。
キャンプ場は人に尋ね、銭湯はたまたま見つけると言う始末。
買い出し出来る所は結局見つからず、コンビニで済ます。
そして、上士幌は電波が何処も届かないと言う事で、更新は出来ず仕舞い。
明日は、ワインディングと帯広の町で美味しいものを食べようと思う。

行動:R233〜道道57号〜R12〜旭川市内〜R39〜R273〜上士幌町内

走行距離:206km


2004年08月23日 (月)

肌寒い朝を迎える。
インナーテントにまで結露が見られる事を想像すると、相当寒かったのだろう。それも放射冷却で。
放射冷却があるとなると、今日は青空が広がると見られる。
テントから這い出すと、案の定、雲一つ無い青い空が広がっている。
簡単に朝食を済ませると、早速、今日の予定の消化に取り掛かる。
最初に目指すは、道道85号。タイトなワインディングが期待できる。

R273を三国峠方面へと戻り、糠平から道道85号へと入る。
マップルでは温泉街より北側は道幅が無いと書かれていたが、そんな事も無く2車線は確保されている。
路面の状況はそんなにも良くなく、かつ、木々が落とす影が斑に路面に射して、状況を掴み辛くしている。
にもかかわらず、アメディオを傾けて行き、峠頂上まで楽しんだ。

R273 空が青くて気持ち良い。


道道85号 木漏れ日が路面状況を掴み辛くしているが、楽しめるワインディング。

下りに入りしばらく、丁度然別湖の北岸辺りに来ると、道幅は一気に狭まり、路面の状況も悪くなる。
これは楽しくない。
もうこの道を走る事も無いだろう。そんな思いでひたすら鹿追方面へと走る。
然別湖を過ぎ、道幅がまた元通りとなると、今度は一気に展望が開け、十勝平野を見下ろすようになる。
今までワインディング、狭路と展望が望めるべくも無い道を走り続けたから、この変化には凄い感動を覚える。
道道85号を走るなら、是非、糠平から。

道道85号 急に視界がひらけ、眼下に十勝平野を望む。

ワインディングを堪能した後は、ひたすら直線、また直線。
と言った道を走り、帯広方面へ。
まずは小休止にと、柳月スイートガーデンへと向かう。
そこでレアチーズケーキとサービスのコーヒーで一服する。
ここまで来ると、電波の状況は良くなっているのだが。
さて、この後、帯広で豚丼、もしくは牛トロ丼を食べ、デザートは六花亭で食べようと思う。

R274 ここから10数kmの直線が続く。


道道337号 同じく10数kmの直線道路。
十勝平野にはこんな道だらけ。



柳月スイートガーデンでのデザートは、レアチーズケーキ。
上に乗った巨峰の甘酸っぱさが絶妙。


帯広市内に入り、豚丼の店をチェックしながら、牛トロ丼の店を探す。
牛トロ丼の店はすぐに見つかったが、もし、牛トロ丼が1000円を越えるような価格なら、すぐさま踵を返し、豚丼を食べに行く。
しかし、豚丼を食べに行く事は無かった。
牛トロ丼の価格は700円とリーズナブルに思える。
牛トロ丼も良かったのだが、それ以上に目についたのは、昼生ちらし。
水曜日になると730円。残念ながら今日は月曜日。だと1000円になってしまう。
店に入って迷わず牛トロ丼を頼み、出てくるのを楽しみにする。
温かいご飯の上に、冷たい牛トロと生姜、ねぎ、きゅうり。
わさび醤油も微妙にマッチして旨い。
速攻で食べ終わると、デザートに向かう。

寿司孝房「山」の牛トロ丼。700円也。

勿論、六花亭なのだが、先ずは家族の為、マルセイバターサンドをお土産として送る。
随分とステレオタイプになってしまっているなと、サクサクパイは頼まず、柳月で食べたのと同じ、レアチーズを頼む。
レアチーズの軍配は柳月にあげたい。私の好みとしては。
昼飯も済ましたし、デザートも食った。後は風呂に入って帰るだけと、上士幌町内の温泉に向かい、買出しを済ませてキャンプ場へと戻る。
明日以降、しばらく天候が思わしくない。
残された予定は、すぐ近くのナイタイ高原牧場だけなのだが、果たしてどうなる事やら。

行動:上士幌町内〜R273〜道道85号〜R274〜道道337号〜道道133号〜R241〜帯広市内〜R241〜上士幌町内

走行距離:145km


2004年08月24日 (火)

テントに射す日の光がある。
思ってもいなかった事だが、外に出てみると青い空が見える。
天気予報では今日は曇りのち雨。
だった筈。
今日は予定がこなせそうだと、朝食を食べ、のんびりしている間に、見る見るうちに雲が広がり、やがて分厚い雲に覆われてしまう。
天気の良い日にナイタイ高原牧場に行きたいので、少し考える。
少し考えるのは昼間まで続き、やがて小雨混じりの天気に変わる。
儚くも、天気予報通りと言う訳だ。
その天気予報も今朝は少し様子が変わっていて、明日からは回復の見込みがある。
そんな訳で、ナイタイ高原牧場は明日に持ち越して、今日はのんびりと過ごす事に決めた。
キャンプ場から歩いて上士幌の街まで出かけ、アルコールだけを買出し、キャンプ場に戻る。
キャンプ場に戻ると、昼飯とも、晩飯とも区別のつかない飯を食べ、アルコールを胃に流し込む。
やがて睡魔が襲ってくると、少しだけ眠りに就く。
少しだけのつもりが、夜を越える事になろうとは。

行動:上士幌町航空公園キャンプ場

走行距離:0km


2004年08月25日 (水)

日に日に天気の事が気になりだす。
それは至って自然で、旅を楽しくしたり悲しくしたりする要因だからである。
今日から天候は回復すると言う事だったが、回復どころか、一気に良くなってしまい、青い空が広がった朝を迎える。
考えてある予定はいくつかある。
勿論、その1つはナイタイ高原牧場なのだが、もう1つは、また帯広の街まで出かける事。
実は、今度はリアタイヤが乏しくなってきている。
道東はこのリアタイヤで乗り切ろうと思っているから、あまり無駄に距離は伸ばしたくない。
こんな直線ばかりの所で。

出発を迎えたのは10:30を回った所だろうか。
青空だった空にはびっしりと分厚い雲が掛かってしまっている。
予報では晴れの筈なんだが。
一旦準備を始めてしまうと、後戻りする事も出来なく、ナイタイ高原牧場へと向かう。
天気は悪化の一途を辿り、やがて雨が降り始める。

ナイタイ高原牧場を走る道。その1。


ナイタイ高原牧場を走る道。その2。

それでも引き返さずに、帯広へと向かう。
それにはただ1つの訳があった。
向こうには青空が見えている。
上士幌を抜けると、雨は止み、青空が広がり始める。
無性に悔しいものが込み上げて来るが、これも全て日頃の行いの所為なんだろうか。
帯広では、先日行った同じ店に入り、今度は昼生ちらしを注文する。
今日が水曜日と言う事もあってか、店内はかなりの混雑振り。
皆、昼生ちらしが目的のようだ。
昼飯を食べ終わると、そのまま六花亭へと出向き、デザートを食べようと思ったのだが、サービスのコーヒーだけ飲んで店を後にする。
腹の中にはその様な余裕が無かった所為だ。

寿司孝房「山」の昼生ちらし。水曜日限定の730円也。

R241を北上すると、ナイタイ高原牧場がある山が綺麗に見える。
消化不足だった為、往復30数kmを走る事に決めた。
やはり天気が良いと雰囲気まで変わるものだ。
朝に来た時は、展望所の滞在時間は5秒程だったが、今回は5分くらいは居ただろう。
いずれにしても短いが。

ナイタイ高原牧場を走る道。その3。
天気が良いと雰囲気も良い。



ナイタイ高原牧場展望台より十勝平野を眺める。

写真だけ撮り終えると、すぐさま引き返して銭湯に向かう。
風呂の後は、例によって新聞を眺め、オリンピックの話題と天気予報欄を見る。
明日からしばらくは雨の心配はない。
ただ、日によって変わる天気予報だから当てにはしていないが。
銭湯の後、キャンプ場で静かにウイスキーで眠りに就いた。

行動:上士幌町内〜ナイタイ高原牧場〜上士幌町内〜R241〜帯広市内〜R241〜上士幌町内〜ナイタイ高原牧場〜上士幌町内

走行距離:137km


2004年08月26日 (木)

テントから出ると雲一つない青空が広がっている。
先ず、夜露で濡れたテントを乾かし、荷物を片付けて撤収作業を進める。
撤収作業が終わったのは、それから2時間ばかり過ぎた頃。
とは言え、まだ8:00を少し回った位だろうか。
今日の目的地は津別町にあるキャンプ場。
2時間くらいで着くかも知れない。
そんな移動日と言う日に限り、この好天。
昨日と入れ替えて欲しいくらいだ。
今日なら十勝平野の広大な景色が拝めたと言うものを。
上士幌町内のコンビニで朝食を済ませ、ひたすら津別町を目指す。
途中、足寄湖の道の駅に立ち寄るが、特に何もせず、すぐさま目的地を目指す。
天気が良いと言うのは、全てを良く見せてくれる。
遠く、雌阿寒岳すら望めてしまうのも、好天のお陰。
明日も続いてくれたらなと、そう願わずには居られない。

道の駅「足寄湖」より足寄湖を望む。


R242 天気が良いと、単なる移動も楽しくなる。
そんな道。



道道51号 空には雲一つ無い快晴。


道道51号 違うアングルから。

やがて津別町に辿り着くと、21世紀の森を目指す。
キャンプ場自体は簡単に見つかったのだが、管理人が居ない。
コインシャワーも鍵が掛かってある。
一応、水とトイレは使えそうだが、有料のキャンプ場にゲリラをするつもりはない。
あきらめて近くの美幌町にあるキャンプ場を目指すことにする。
美幌町のキャンプ場も簡単に見つかりはしたのだが、かなりくねくねと上がらなければならない。
このキャンプ場はちゃんと管理人が居て、ホッとする。
取り敢えず、3泊分の料金を支払い、美幌の街に何があるのかを確かめなければなるまい。
管理人さんからは風呂の場所だけは確認しておいたが。
無くても、このキャンプ場にはコインシャワーがあるのだけれど。
時間も早いし、温泉に向かって、それから買い出しをしようと思う。

買い出しを済ませ、キャンプ場に戻る。
今日から3泊お世話になるキャンプ場は、美幌町にあるみどりの森森林公園キャンプ場。
1泊200円の有料キャンプ場だが、洗濯機は無料で使えるし、コインシャワーもある。トイレは水洗で綺麗だし、ゴミも捨てられる。なんと言っても、私にとってひとつの大きな要因は、PHSの電波が届くと言う事だ。
温泉と街が少し遠いのを除けば、快適な部類に入るだろう。
さて、キャンプ場に戻り、夕食の支度をしていると、ぽつぽつと、あの嫌な物が降り始めてきた。
そいつはすぐに止んでくれたが、寝る頃にはまたぽつぽつと。
明日の天気予報は悪くはない。良くもないけれど。

行動:上士幌町内〜R241〜R242〜道道51号〜R240〜美幌町内

走行距離:139km


2004年08月27日 (金)

目を覚ますと、先ず最初に聞こえるのがテントを叩く雨音。
その雨音も、夜が明けるにつれ弱まり、日が高くなり出す頃にはすっかりと止んだ。
かに思えたが、出発の準備を整えていると、また降り出してくる。
今日の天気予報は全道的に晴れなのだが、網走地方のオホーツク海側のみ、曇りの様子。
あかんやん。
そうこうしている内に、また雨は上がり、日差しが戻ってくる。
今日の予定は、このまま雨が降らないでくれていると、屈斜路湖、摩周湖を周って帰って来ようと思う。
出発時刻も、路面の乾きを見て決めようと思っているので、少し遅くなりそうだし。

結局、出発したのは10:00前。
目指す屈斜路湖方面は厚い雲が掛かっている。
そんな事も言っては居られず、兎に角出発する。
R243から道道995号を経て藻琴方面へ。
意外にもこの道道が快適に飛ばせる、程好くコーナーも続いているし。
道道からR391に出ると、目的の摩周湖を過ぎて、一旦R243へと出る。
そこから道道52号へと入り、待望の摩周湖へ。
そうこうしている間も空は待ってくれず、時折雨を降らす。
実は摩周湖が目的ではない。
そこにあるワインディングが目的。
とは言え、摩周湖は見ておきたい。

雨混じりの曇り空ながら、カムイシュ島がはっきりと見て取れる。
2度ある事は3度あるとは良く言ったもので、これで3回とも霧ではない摩周湖を眺める事になる。

道道995号 意外に快適な高速ワインディング。
但し、所々、路面に砂が浮いているのは注意。



R243 美羅尾山を眺めながら。


本日の摩周湖。霧の摩周湖とは少し遠い。

摩周湖を眺めた後、下りのワインディングを楽しんで屈斜路湖へ。

ワインディングを楽しみ過ぎた為、写真にそれを収められなかった。
と言うか、収めても雰囲気が全く伝わらないような気がして。

道道52号 バックに硫黄山。

マップルではオススメとなっている屈斜路湖畔の道だが、私的にはそうでもなかった。
そこから美幌峠を上がって、道の駅で休憩。
美幌峠の高速ワインディングもそれなりに楽しめた。
ただ、ここに来て風まで強くなりだして来る。
少し景色を堪能してから、後は温泉に入って、キャンプ場に戻るだけだった。

R243美幌峠 高速ワインディング。


展望台から見た美幌峠。


R243美幌峠 熊笹の中を走り抜ける。

明日は天候が回復するらしいし、知床半島まで足を伸ばそうと思う。

行動:美幌町内〜R243〜道道995号〜道道102号〜R391〜R243〜道道52号〜R391〜道道52号〜R243〜美幌町内

走行距離:157km


2004年08月28日 (土)

目を覚まし、すぐにラジオのスイッチを入れる。
チューニングをNHKに合わせ、天気予報が流れていないかと耳を澄ます。
と、丁度上手い具合に天気予報が流れ始めた。
今日の予報は昨日の予報とさほど変わらず、全道的に晴れだと言う。
但し、北見、網走地方は午前中雲が残るそうな。
テントの中が明るくなりだすと、ラジオのスイッチを切り、外の様子を伺ってみる。
予報通りと言うか、それ以上と言うか、空一面に分厚い雲。
イヤ、所々青い空が望める。
これが時間が経つにつれ晴れて行くんだな。
そんな期待を込めて、出発準備に取り掛かる。

出発準備を進めていると、雨音が。
しかし、これから天候は回復すると言うので、雨音は無視して準備を済ませる。
幸いな事に、出発する時には雨は止んでくれて、気持ちよいスタートが切れる。
とは言え、油断ならない天候なのだが。
R334が斜里町に入る頃、ようやく青空が広がり始め、気分も良くなってくる。
道道を経て、R244で根北峠を越えると、一気に空から雲は無くなり、快晴の兆しが見える。
今日は少し予定を延ばして、野付半島まで行ってみようと思う。

R244 海が見えてくると同時に、国後島までも。

道の両側に海が迫っている。
と言うのを期待したのだが、迫っていると言う表現は大げさ過ぎる気がする。
とは言え、なかなか景色を楽しめる道で、1度は訪れておいた方が良い道だ。
半島を折り返して、予定ルートに乗る。

道道950号 野付半島の最先端で。


トドワラ。


ナラワラ。

R335が羅臼に近付くと、はっきりと羅臼岳が見える。
シャッターチャンスは幾度かあったが、ペースを保ちたかったのと、まだまだチャンスがあると思えた。
しかし、チャンスは結局訪れて来ず、羅臼の街中まで走ってくる。
道の駅で小休止し、待望の知床峠へ。
ハイスピードでテクニカル。
とでも言えば良いだろうか。
Rは比較的大きいのだが、それが奥深くまで続いていて、バンクの時間は非常に長い。
長いリーンを楽しんでいると、いつの間にか峠頂上まで。
そしていつの間にか羅臼岳は雲の向こうへと隠れてしまっている。

R334知床峠 羅臼岳は残念ながら雲に隠れてしまった。

知床峠を走り終えると、タイヤのチェックをしてみる。
やや頑張り過ぎたか、タイヤの減りが顕著に。
道東はこのタイヤで持たせたい所なのだが、この時点で黄色の信号が灯ってしまった。
さて、どうするか。結論は出しようがない。
いや、出したくない。

R334 オホーツク海を眺めながら。


R244 濤沸湖湖畔に居る馬達と。

タイヤの事は忘れる事にして、能取岬を目指す。
予定ではサロマ湖まで走るつもりだったが、時間が無くなってしまった。
能取岬まで行って、そして美幌方面へと引き返すと、温泉を見つけ、そこで今日1日の疲れを取った。

能取岬 青い空と海、緑の芝と白と黒の灯台が印象的。

行動:美幌町内〜R334〜道道1000号〜道道827号〜R244〜道道950号〜折り返し〜道道950号〜R244〜R335〜R334〜R244〜網走市内〜道道76号〜折り返し〜道道76号〜網走市内〜R39〜美幌町内

走行距離:357km
週間走行距離 1141km
総走行距離 6393km
給油 11.6L(215.0km) 計296.4L(5462.9km)
14.2L(276.3km) 計310.6L(5739.2km)
16.0L(295.4km) 計326.6L(6034.6km)
15.5L(304.2km) 計342.1L(6338.8km)
諸経費 ガソリン代:=1448+1772+2048+1989=7257円
温泉代:360×3+500×2+350=2430円
キャンプ場代:200×3=600円
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